舞台は４月、日本選手権。「日本ガイシアリーナ」（名古屋）
２０１７年の世界選手権出場を掛けた大事な大会だ。
前回、リオオリンピックで金メダルを取った速水つかさ（２５歳）に注目が集まる。
女子２００ｍ背泳ぎがスタート。
しかし、速水つかさの結果は、まさかの３位。
世界選手権出場を逃してしまう。
代わりに１位を獲得し、世界選手権の切符を手にしたのは、つかさと同じ水泳クラブで練習する辰巳五輪（１８歳）だった。
コーチとこの日のために練習を重ねてきたツカサ、年齢的にももう限界なのかと、報道される。
つかさは、タイムを見て目を伏せる。
